研究成果の概要 |
ダルマチャボおよびトサジドリの交配に基づく分離世代の雌226個体から血液ならびに、卵黄アミノ酸などの表現型データを収集した。DNAを抽出し、RAD-seqにより24,000を超える多型情報を取得した。ゲノムワイド関連解析の結果、14の遺伝子座を発見できた。卵重、卵サイズ、卵殻色、卵白重に関与する12の遺伝子座を、第1、2、5、7、15、20、21染色体上に検出した。卵黄アルギニンおよび卵黄フェニルアラニン含量に関与する遺伝子座を第2、9染色体上に検出した。今後も遺伝的マッピング研究を行うことで、卵のアミノ酸成分を調節可能な遺伝的基盤の理解を進め、ゲノム情報を活用した地鶏の遺伝的改良に繋げたい。
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