ニワトリでは眼球の発生に補体タンパクC3aと受容体C3aRが関与する。また、哺乳類では胎盤にC3フラグメントタンパクを豊富に含む。本研究では、形成初期のマウス網膜におけるC3a、C3aRを調べたが共に発現は低く、C3フラグメントタンパクは網膜内部に分布していなかった。 マウス新生子の網膜における補体受容体CR3と、ミクログリアとの関連性について検討した。CR3とミクログリアマーカーであるIba1の生後の発現変化、網膜内局在は一致しなかった。 ウマの胎盤における発現遺伝子を調べ、血液への移行について検討した。ANXA2とIT2MBが高頻度に検出されたが、妊娠期の血清と臍帯血で特異的では無かった。
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