開発した新技術は研究期間中に、膜タンパク質の高分解能解析を目指した3つのアカデミア研究者との共同研究につながっており、今後の論文発表により、さらに多くのアカデミア研究者に利用されることが期待される。今後この新技術の利用により、膜タンパク質の関与する多くの生命現象が解明されることが期待されるため、学術的意義は大きいと考えられる。さらに、研究期間中に新技術は2社の製薬企業との共同研究でも利用された。この新技術は特に創薬上の利用可能性が高いと考えられるため、今後より多くの製薬企業に利用されることで、より効率的に、より安全な医薬品の開発が進むことが期待され、社会的意義も大きいと考えられる。
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