本課題では、好中球特異的可視化マウスや好中球特異的ノックアウトマウスの作出を予定通り完了した。しかし、本学の二光子レーザー顕微鏡などの故障により予定していたin vivoおよびin vitroでの蛍光イメージング実験を達成できなかった。NETosisの定量的画像評価に関しては再現性やデータ取得方法そのもの、解析方法に課題はあるものの、画像AI解析技術の進歩により市販ソフトで大量の画像を学習させ、分類させることが可能となりつつある。課題申請当時に比べると画像分類プログラムを独自開発する利点はほぼなくなったが、生理的な血管内の血流を模倣した条件下での解析を進めた。
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