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2023 年度 研究成果報告書

一次繊毛を介して組織発生を制御する新規リン酸化酵素DYRK2の標的分子解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K06192
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分44020:発生生物学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

吉田 彩舟  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40772744)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードHedgehogシグナル / 一次繊毛 / GLI2/GLI3 / DYRK2 / 髄芽腫 / 基底細胞がん
研究成果の概要

組織発生の制御メカニズムの理解は、奇形疾患だけでなく腫瘍形成の理解にもつながる。本研究では、新規に同定した発生関連分子であり、一次繊毛に局在する「リン酸化酵素Dual specificity tyrosine phosphorylation-regulated kinase 2 (DYRK2)」の機能解析を実施した。インタラクトームをはじめとするオミックス解析の結果、DYRK2はHedgehogシグナル活性化制御機構のブラックボックスを解消する「正のレギュレーター」であることを、分子レベル・マウス個体レベルで証明した。

自由記述の分野

発生生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

Hedgehogシグナルの異常活性は、奇形疾患だけでなく、髄芽腫や基底細胞がんをはじめとする腫瘍形成を促進する。本研究から、これまでブラックボックスであったSmoothened (SMO)下流のHedgehogシグナル活性化機構とその責任分子(DYRK2)を同定した。本研究成果をもとに、現行のHedgehog阻害薬 (Vismodegib/Sonidegib)とは作用点の異なる、新たな創薬シーズの開発へ応用が可能である。

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公開日: 2025-01-30  

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