研究課題/領域番号 |
21K06895
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
四十物 絵理子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (90835638)
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研究分担者 |
西原 広史 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (50322805)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | シークエンス / 遺伝子プロファイル / Heterogeneity |
研究成果の概要 |
空間的・時間的な複数検体のシーケンスを行った31症例において、ゲノムプロファイルを比較したところ、多重癌においては全く異なる遺伝子プロファイルを示し、原発巣―転移巣間の比較では、主要なドライバー変異は保存されるが治療抵抗性に関する遺伝子異常に変化が見られた。同一腫瘍内のHeterogeneityについては、Passenger変異には差異が認められるが、治療標的となるドライバー遺伝子異常には変化は認められず、治療方針決定には複数検体の解析は不要と考えられた。腫瘍のGenomic heterogeneityが病理形態学的にどのような意味を示しているを明らかにすることができた。
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自由記述の分野 |
臨床病理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、がんの分子診断を行うために、どのようなときに複数検体でのシークエンスが必要なのか、方向性を示すことが出来た。このことにより、不要なシークエンス費用を抑え、最適ながんゲノム医療の推進に有用な情報を提供することができた。
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