研究課題/領域番号 |
21K06915
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
増田 しのぶ 日本大学, 医学部, 教授 (20276794)
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研究分担者 |
坂東 裕子 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (00400680)
清水 千佳子 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 乳腺・腫瘍内科 診療科長 (10399462)
渡邊 知映 昭和大学, 保健医療学部, 教授 (20425432)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 年性乳癌 / MYC / E2F5 |
研究成果の概要 |
若年性乳癌(AYA乳癌)の癌化機序におけるMYC高発現の有無、MYC遺伝子増幅の頻度、細胞増殖/細胞周期経路の活性化解明を目的とした。臨床病理学的検討ならびにRNA sequenceを用いた遺伝子発現解析を行った。AYA群でc-MYC IHC陽性症例割合が有意に高く、non-AYA群おいては、高悪性度群(高核異型度、高組織学的異型度、Ki-67陽性率 ≧20%、トリプルネガティブ乳癌)で、c-MYC IHC陽性症例割合が有意に高いことが明らかになった。AYA群でのMYC増幅例は11.9%、non-AYA群では8.2%であり、陽性率に有意な差は認められなかった。
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自由記述の分野 |
人体病理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、AYA群でc-MYC IHC陽性症例割合が有意に高いことが明らかになった。また、non-AYA群おいては、高悪性度群(高核異型度、高組織学的異型度、Ki-67陽性率 ≧20%、トリプルネガティブ乳癌)で、c-MYC IHC陽性症例割合が有意に高いことが明らかになった。これらの結果からは、AYA群がnon-AYA群に比較して予後不良であること、またnon-AYA群の予後不良因子の一つとしての可能性、ならびに今後の研究の方向性が示された。
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