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2023 年度 研究成果報告書

抗がん剤耐性を打破するmRNAスプライシング制御ペプチドの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K07202
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関藤田医科大学

研究代表者

福村 和宏  藤田医科大学, 医科学研究センター, 講師 (80622117)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードRNAスプライシング / SPF45 / 抗がん剤耐性
研究成果の概要

ヒトSPF45遺伝子は、がん細胞で過剰発現することによって抗がん多剤耐性を獲得することが報告されている。しかし、そのメカニズムは解明されていなかった。研究代表者はSPF45がヒトの遺伝子に存在する非常に短いイントロンのmRNAスプライシングに必須な新規制御因子であることを明らかにし、2報の国際誌に成果を発表した[Fukumura et al. Nat.Commun. 12, 4910 (2021)] [Fukumura et al. Cell Rep. 42, 113534 (2023)]。がん細胞では、SPF45が過剰発現することで異常なmRNAスプライシングが引き起こされると考えられる。

自由記述の分野

腫瘍診断および治療学関連

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究代表者の研究成果から、SPF45過剰発現による抗がん剤耐性獲得機構の一端を理解することができた。これまで、スプライシング制御因子の異常に着目した抗がん剤耐性の獲得機構という研究は前例がなく新しい取り組みと言えるであろう。本研究成果により、抗がん剤耐性獲得メカニズムの研究において新しい領域を開拓できたのではないかと考える。

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公開日: 2025-01-30  

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