我々は最近、Lewis lung carcinoma (LLC)の増殖に伴って変化するタンパク質として見出されたIL1RAPが免疫チェックポイント阻害剤の治療応答性と相関することを示した。本研究では、免疫チェックポイント阻害剤投与患者を対象として臨床研究を実施し、IL-1シグナル伝達経路分子が免疫チェックポイント阻害剤に対する治療応答性に関与していることを示した。また、LLCにおいて発現が増加しているアドレノメジュリンにより、IL1RAPの発現が低下することを見出した。引き続き、分子メカニズムを特定するための検討を行う。
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