研究課題/領域番号 |
21K07379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
有光 なぎさ 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (40408688)
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研究分担者 |
村山 正承 関西医科大学, 医学部, 講師 (60737675)
廣津 千恵子 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 研究技術員 (90647174)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 中枢神経疾患 |
研究成果の概要 |
寛解と再発を繰り返す中枢神経系の自己免疫性脱髄性疾患である多発性硬化症(MS)では運動障害などの発症前の炎症性免疫細胞が血管を乗り越えて神経組織へ侵入する起点が重症化への重要な局面である。そこで、本研究では中枢神経での生体イメージングシステム(BIVS)を用いて生きた中枢神経組織での疾患発症メカニズムの解明を目指した。MSモデルマウス(EAEマウス)において発症早期の細胞動態に関与する候補因子として分泌性因子複数種を見出した。候補因子を欠損させたマウスでMS病態を誘発すると、野生型マウスに比べて運動機能障害が起きにくいことや血管からの免疫細胞の流出が抑制されることを見出した。
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自由記述の分野 |
神経科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回見出した免疫細胞の遊走を抑える因子をターゲットとすることで、従来の治療よりも副作用が比較的少ない新たな免疫抑制療法の開発につながると期待される。また、移植により損傷神経を再生することができれば慢性期においても治療効果が期待される。
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