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2023 年度 研究成果報告書

自然免疫系を標的とした新規HAM発症機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K07427
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

八木下 尚子  聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 講師 (40367389)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードHAM / HTLV-1 / 自然免疫
研究成果の概要

HAMは無発症のHTLV-1キャリアに比べ高いHTLV-1プロウイルス量を示すが、HTLV-1抗原であるTaxに特異的な細胞傷害性Tリンパ球(CTL)が多く、抗HTLV-1抗体価も高いことから、CTLの働きにもかかわらずHTLV-1の感染拡大が制御しきれない状況にある、一方でHAM患者では、樹状細胞、ナチュラルキラー細胞の頻度が減少している報告があることから、HAMを発症する患者は脆弱な自然免疫によりHTLV-1が感染拡大し、HAMの発症や病態形成に寄与する可能性が示唆される。本研究で、HAM患者由来検体を用いて遺伝子発現の網羅的な解析を進めた結果、自然免疫に関わる分子の発現低下が確認された。

自由記述の分野

神経免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

HAMにおいて自然免疫が低下していることが明らかになった。引き続き解析を進めることで、HAM発症リスクを予測することが可能な末梢血中サロゲートマーカーの同定も可能になると期待され、HTLV-1関連疾患の研究領域に対しても貢献できるものと考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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