研究課題/領域番号 |
21K07475
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
栗林 理人 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (80261436)
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研究分担者 |
中村 和彦 弘前大学, 医学研究科, 教授 (80263911)
足立 匡基 弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (50637329)
長田 真人 弘前大学, 医学研究科, 助教 (50964938)
高橋 芳雄 東北大学, スマート・エイジング学際重点研究センター, 講師 (70760891)
新川 広樹 弘前大学, 教育学部, 助教 (10848295)
森 裕幸 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 助教 (60848307)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 学校コホート / 抑うつ症状 / 自殺リスク / ソーシャルキャピタル |
研究成果の概要 |
子どもたちのこころの状況を毎年調査し、どのようなことがこころの問題を派生させ、自殺に至る可能性があるかを明らかにする。某市内の公立小中学校に通う児童・生徒とその保護者、約11,500人を対象に調査を行った。PHQ-Aにおいて抑うつ症状がやや重度が190人 (3.0%)、重度が54人(0.9%)であった。パンデミック前とパンデミック禍の抑うつ症状得点の成長軌跡パターンを特定し、「悪化群」が8.8%であった。学校の抑うつの約68%をソーシャルキャピタルで説明でき、クラスの抑うつの約56%をソーシャルキャピタルで説明できた。
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自由記述の分野 |
子どもの精神医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学校コホート研究によって、重症の抑うつと推定される児、自殺の可能性が憂慮される児において心理的・医療的支援の接続率は2割未満で十分な支援が提供されていない現状が示唆された。パンデミック前とパンデミック禍の抑うつ症状の成長軌跡パターンを特定し、抑うつ症状という観点から、「悪化群」には8.8%の子どもが分類された。「悪化群」は自殺者数の増加と関連の深い属性を持つ群であると考えられた。このため、自殺予防対策を考える上で、この群の特徴を精査することが重要である。私たちの結果からも、学校風土、クラスや学校のソーシャルキャピタルに介入することで抑うつを介する自殺予防対策として有効である可能性を示した。
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