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2023 年度 実施状況報告書

視線解析に基づくマンモグラフィ撮影時のポジショニング技術の可視化と技術伝承

研究課題

研究課題/領域番号 21K07585
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

山品 博子  福島県立医科大学, 保健科学部, 講師 (00726242)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードマンモグラフィ / ポジショニング技術 / 視線解析
研究実績の概要

本研究は,技術伝承の難しいポジショニング技術の学習支援を構築することを目的とし,視線解析技術を用いて,マンモグラフィ撮影時のポジショニング手技中の術者の視線挙動を分析し,熟練者と初学者のポジショニング技術の差異を可視化するとともに,熟練者の定量化した視線データを用い,視線に基づく技術伝承の効果を検証しようとする研究である.
申請時の計画では,フェーズ1「熟練度別のポジショニング中の注視点の比較」,および,フェーズ2「熟練者の定量化した視線データを用いた技術伝承の効果検証」,これら2つのフェーズから構成されており,2023年度中にデータ収集がほぼ完了する予定であった.
しかしながら,新型コロナウィルス感染症の影響でデータ収集が遅れ,さらに,収集できた被検者データが分析に不向きなであったため,データ収集方法の見直しを行った.
そのため,2023年度は,初学者を対象として,ポジショニングに関する書籍を参照しながら,ポジショニングを実践してもらい,書籍の文章中もしくは図のどのポイントを重視し,実践の中でどこを確認しながら実践の達成度を自己確認しているかを可視化しようと試みた.現在4名のデータが収集できているが,特徴量を抽出するまでのデータ数に至っていないため,引続きデータ収集を行う予定である.また,プレ実験において,書籍の種類によって,実践のしやすさに影響を与えていることが示唆されたため,書籍の記載内容,図表の分量などを加味して,再度データ収集を試みる予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究は医療機関に従事する診療放射線技師を対象としており、さらに、被検者(ボランティア)と近接した状態でデータ収集を行う必要があることから、2022年までは新型コロナウィルス感染症の影響でデータ収集が行えなかった。そのため、初学者に対象を絞ってデータ収集を試みているところである。

今後の研究の推進方策

データ収集が不足していることから、当該テーマについては一年の延長申請を検討している。より質の高く、信頼性のある結果を提示するためには、2024年度により多くの熟練者、初学者のデータ収集を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

視線解析システムの購入をせず、付属品および解析用PCのみとなったため。

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公開日: 2024-12-25  

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