研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,臨床での医療AI普及の妨げとなっている,AIの診断の根拠の解釈が困難な状況を改善させ,解釈可能性を向上させる方法の開発である.本研究では,医療AIに対して,解剖学的にもっともらしい部分にモデルの判断根拠を制御する方法を開発した.この方法を用いると,医師がAIの判断ポイントを自らの知識と比較して参考にすることができるので,医療AI普及に大きく貢献すると期待できる.現在,特許出願中である.また,大阪府の国保ビッグデータや,心不全患者の予後予測における応用研究も行った.
医学物理
医学AIの性能は,エキスパートの医師に匹敵するほどまで達している分野もあるなかで,臨床の普及の妨げとなっている判断根拠の不透明さを向上させることで,医療AIの普及や,医療の質の向上に大きく貢献できる.