研究課題/領域番号 |
21K07680
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
染谷 正則 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (60404711)
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研究分担者 |
池内 佑太郎 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (00827876)
小塚 陽 札幌医科大学, 医学部, 訪問研究員 (50808160)
後町 俊夫 札幌医科大学, 医学部, 助教 (80723402)
奥田 竜 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (10912173)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | リキッドバイオプシー / エクソソーム / マイクロRNA / 治療効果予測 / 腫瘍免疫 / 個別化放射線治療 / ガンマH2AXフォーカス |
研究成果の概要 |
局所進行悪性腫瘍に対する「個別化放射線治療」の実践のために、末梢リンパ球の放射線誘発ガンマH2AXフォーカス解析と血漿中の腫瘍由来エクソソームmiRNAの発現解析を行った。45名の根治的放射線治療を行った子宮頸癌患者より末梢血および血漿を採取し解析を行った所、ガンマH2AXフォーカスの減衰率で晩期有害事象の予測が可能であった事と、血漿中のエクソソーム由来の9つのmiRNA発現を組み合わせたリスクスコアを計算する事で、治療効果予測が可能である事を示した。
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自由記述の分野 |
放射線腫瘍学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、子宮頸癌に対する根治的放射線治療後、半年から数年の間に起こる晩期有害事象(副作用)の予測が、治療開始前の血液を調べる事で可能となる可能性を示す事ができた。また、局所再発や遠隔転移といったリスクの高い患者を治療前に見つけ出す事で治療効果予測が可能となった。これを他癌腫にも進める事によって、個人毎のより最適な放射線治療スケジュールが決定でき、個別化放射線治療を実現する足掛かりとなり、将来的に癌治療の全体的な成績向上に寄与が期待できる成果を得る事ができた。
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