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2023 年度 実施状況報告書

治療抵抗性致死的不整脈に対する定位放射線治療の研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K07725
研究機関名古屋大学

研究代表者

川村 麻里子  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (80732685)

研究分担者 因田 恭也  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (10359747)
駒田 智大  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (80718354)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
キーワード定位放射線治療 / 心室頻拍 / プロトコル
研究実績の概要

致死的不整脈に対する定位放射線治療の特定臨床試験実施のために、プロトコルを作成し、院内の倫理審査を経て、2023年6月に正式にプロトコルが承認された。本試験ではまず、3名の患者に対する本治療の安全性を検討することとしている。特定臨床研究の実施に際しては、JRCTsにて公開(jRCTs042230030)し、臨床試験プロトコルについては英語論文化し、公開した。
(Stereotactic radiotherapy for ventricular tachycardia: A study protocol. https://doi.org/10.12688/f1000research.138758.2)
更に、11月に、2名の患者に対し、本治療を実施し、現在、経過観察中である。前年度、先行施設見学として、当初予定していたワシントン大学ではなく、チェコのオストラバ大学とスイスのCHUV大学へ施設見学し、協力要請を行ったことから、同施設に2名の患者の治療に際しては、協力を依頼し、治療計画作成時にZoomでのカンファレンスも実施した上で治療を行なった。
当初予定したワシントン大学から見学先を変更した理由として、ワシントン大学で使用している照射装置と当院で使用している照射装置が異なることから、当院で採用している照射装置を用いて本治療の実施実績のあるオストラバ大学、CHUV大学へ協力を仰いだ。治療の実施については研究会でも報告しており、現在、論文化に向けて準備中である。現時点では大きな合併症もなく、順調である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

R6年度中に臨床試験を開始する予定だったが、R5年度中に開始できた。

今後の研究の推進方策

特定臨床試験としてはあと1名の治療を実施し、1年間フォローを行う予定である。それらの結果を国内外で発表する予定である。

次年度使用額が生じた理由

論文投稿費、英文構成費などの差額が生じた。
次年度は国内外での成果の発表を予定しており、昨今の航空費の上昇、円安を勘案すると旅費や論文投稿費が当初の計画を上回る可能性が高く、その費用調整に使用することになると考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Stereotactic radiotherapy for ventricular tachycardia: A study protocol2023

    • 著者名/発表者名
      Kawamura Mariko、Shimojo Masafumi、Inden Yasuya、Kamomae Takeshi、Okudaira Kuniyasu、Komada Tomohiro、Aoki Sumire、Shindo Yurika、Yasui Ryotaro、Yanagi Yusuke、Okumura Masayuki、Yamada Takehiro、Kozai Yuka、Oie Yumi、Kato Yutaka、Ishihara Shunichi、Murohara Toyoaki、Naganawa Shinji
    • 雑誌名

      F1000Research

      巻: 12 ページ: 798~798

    • DOI

      10.12688/f1000research.138758.2

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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