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2023 年度 研究成果報告書

メタボロミクス解析を用いた高齢心不全終末期生命活動のモニタリング指標確立

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08024
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関信州大学

研究代表者

元木 博彦  信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (50532058)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード心不全 / 終末期 / メタボロミクス
研究成果の概要

心不全患者について登録観察研究を構築し1036人の登録を得た。約2年の追跡期間で心血管イベントが調査された。3か月以内の短期死亡群、3-6か月以内の中期死亡群、2年以上生存した長期生存群をそれぞれ無作為に10例ずつ抽出し、残余血清のメタボロミクス解析をおこなった。
PLS解析の結果、3群を区別する因子としてカルニチン、尿素、SDMAが抽出された。カルニチン低値は短期死亡と関連し、尿素やSDMA低値は長期生存に関連した。
心不全終末期患者においては、腎機能の低下が先行しミトコンドリア機能の低下が認められることが明らかとなった。これらバイオマーカーが心不全患者の生命活動指標となることが示唆された。

自由記述の分野

心不全

研究成果の学術的意義や社会的意義

心不全患者の緩和ケア、終末期ケアのニーズが高まっているが、死亡時期の予測が難しいためこれらの普及には困難がみられていた。本研究結果により患者の病みの軌跡がより明確となれば、患者・家族・医療者が同じ認識のもとにケアに当たることが可能となると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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