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2023 年度 研究成果報告書

腎臓オルガノイドを用いた腎線維化増悪因子の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08223
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

須佐 紘一郎  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (50735842)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード腎臓オルガノイド / 修飾遺伝子 / 慢性腎臓病 / 線維化
研究成果の概要

慢性腎臓病(CKD)では原疾患によらず線維化が進行することから、良い治療標的であると考えられる。腎線維化の重症度は個人差が大きいことから、重症度を規定する増悪因子が存在すると考え、本研究ではその同定を目指している。
そのためのスクリーニング系の構築を行っており、線維化領域を可視化するための蛍光発色するレポーターの作製、「易線維化腎臓オルガノイドモデル」としてのNPHP1欠損iPS細胞・オルガノイドの作製を行った。
さらに、我々は野生型とNPHP1完全欠損時の蛋白・遺伝子発現を網羅的解析によって比較し、NPHP1と相互作用して線維化に寄与する候補蛋白・遺伝子を複数絞り込んだ。

自由記述の分野

腎臓内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

上記のNPHP1欠損iPS細胞については、両アリルにおける長大な遺伝子欠失をiPS細胞において生じさせるその作製手法自体に新規性があったため、その部分について論文報告を行った。
また、本研究によってNPHP1と腎臓線維化を結び付ける因子も複数絞り込むことができ、NPHP1が関連する腎臓線維化の一部機序を解明する糸口をつかんだ。
今後、そこから腎臓線維化を増悪させる因子を同定し、最終的には国民病とも言えるCKDの治療法開発に貢献することを目指している。

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公開日: 2025-01-30  

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