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2023 年度 研究成果報告書

腸管免疫の破綻を基とした糖尿病性腎症進行の病態解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08224
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

岩田 恭宜  金沢大学, 医学系, 教授 (90432137)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード糖尿病関連腎臓病 / 腸管環境
研究成果の概要

近年、腸内細菌叢とその代謝産物が、生体の恒常性維持に関連し、細菌叢の破綻が種々疾患の発症・進展に関与していることが明らかとなっている。腎疾患においても、腸管環境は病態に深く関与していることが示されている。我々は、腸内細菌の菌体が、糖尿病関連腎臓病の進展機序に関与することを明らかとした。糖尿病関連腎臓病モデルマウスでは腸管上皮細胞の脆弱化を基に、腸内細菌が体内移入し、炎症が遷延することを示した。糖尿病関連腎臓病において、腸管上皮が新たな治療標的となりうる可能性が示された。

自由記述の分野

腎臓内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本邦の慢性腎臓病患者は、約1330万人と推定されており、新たな国民病とも考えられている。治療手段はいまだ限られており、新規の病態解明や治療薬の開発が求められている。本研究課題で得られた知見は、糖尿病関連腎臓病の新たな病態と治療標的の可能性を示しており、将来的な臨床応用の基盤となる結果であると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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