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2023 年度 研究成果報告書

尿microRNAの発現調節機序の解明と腎疾患バイオマーカーへの臨床実装

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08271
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関山形大学

研究代表者

今田 恒夫  山形大学, 医学部, 教授 (60333952)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードmicroRNA / 腎臓病
研究成果の概要

本研究では、健常者・腎疾患患者計約200名の尿検体と腎生検組織検体を対象に、In situ hybridization法やマイクロアレイ解析を行い、腎組織内と尿中のmicroRNA発現の相関や尿中microRNAと腎予後との関連を検討した。その結果、複数種類の尿中microRNA発現は、腎組織病変、腎機能低下速度、治療反応性と相関しており、中でもmiR-5195は腎疾患の新規バイオマーカーとして利用できる可能性が示された。

自由記述の分野

腎臓病

研究成果の学術的意義や社会的意義

microRNAは様々な疾患の病変形成に関与しているが、腎障害のバイオマーカーとして、実臨床に有用か不明であった。今回の検討結果から、ある種類の尿中microRNA発現は、腎組織病変、腎機能低下速度、治療反応性と相関しており、腎疾患の新規バイオマーカーとして利用できる可能性が示された。しかし、尿中microRNA は抽出・測定が簡便でない、基準となるmicroRNAがなく定量法が確立されていない、などの課題がある。そのため、尿中microRNAの実臨床への社会実装には、症例を集積し、これらの課題を克服する必要があると考えられた。

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公開日: 2025-01-30  

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