研究成果の概要 |
LSS遺伝子変異に関するgenotype-phenotype correlationを明らかにするために、野生型と6種類の変異型LSS(G12D, R177Q, V487E, P549L, W581R, T705K)について培養細胞での過剰発現系で発現・機能解析を行ったが、変異型蛋白間で明確な差異は認められなかった。LSS遺伝子変異により、毛包のミニチュア化や毛小皮の異常が認められ、同遺伝子異常が重篤な毛髪成長障害をきたすことが示唆された。また、SREBF1やPLCD1のような脂質関連遺伝子の異常によって先天性毛髪疾患や毛包系腫瘍が発症することが再確認された。
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