研究課題/領域番号 |
21K08458
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
星野 克明 香川大学, 医学部, 教授 (50324843)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 希少糖 / 形質細胞様樹状細胞 / サイトカイン / 自己免疫疾患 / 単糖 / 糖代謝 |
研究成果の概要 |
D-グルコースの異性体である希少糖D-アロースが、サイトカイン産生(IFN-αおよびIL-12p40)を主とする形質細胞様樹状細胞(pDC)の機能を抑制することを発見した。D-アロースによる抑制メカニズムを調べた結果、細胞内シグナル伝達分子の活性化、および糖代謝系が抑制されていることを確認した。また、R848誘導型のSLE病態モデルマウスにD-アロースを投与すると、血清中の抗2本鎖DNA抗体価が低下する傾向を示した。D-アロースはpDCの機能を抑制することで、SLEモデルの病態形成に対し保護的に働くと考えられた。
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自由記述の分野 |
免疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫細胞に対する希少糖D-アロースの作用を初めて報告した。D-アロースは、形質細胞様樹状細胞のサイトカイン産生を著しく抑制する効果を有する。全身性エリテマトーデスに代表される自己免疫疾患では、形質細胞様樹状細胞によるインターフェロン-α産生の亢進が病態を悪化させる一因となっている。D-アロース標品の使用、および作用メカニズムの解明は、形質細胞様樹状細胞を標的とする新しい治療手段の開発に貢献すると考える。
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