研究課題/領域番号 |
21K08459
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
松本 卓也 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (70724780)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 免疫寛容樹状細胞 / Cキナーゼ阻害剤 / miRNA |
研究成果の概要 |
ヒト免疫寛容樹状細胞(tolerogenic Dendritic Cells:tDCs)への分化誘導を促進する物質が多数報告されているが、我々はCキナーゼ阻害剤(Protein kinase C:PKCI)見出し、他の免疫寛容樹状細胞を誘導する物質と比較して、PKCI-tDCsが臨床応用可能なtDCsとして最も有力であることを証明している。未熟DCs、成熟DCs、PKCI-tDCsから全RNAを抽出し比較解析を行い、PKCI-tDCsに発現の高い14種類のmiRNAを検出した。これらのmiRNAを未熟樹状細胞に導入し比較解析を行った。
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自由記述の分野 |
免疫・膠原病
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
樹状細胞は免疫に関与する抗原提示細胞であり、獲得免疫のみならず免疫寛容においても重要な役割を果たしている。今まで我々はCキナーゼ阻害薬(PKCI)によって誘導されたヒト免疫寛容樹状細胞(tolerogenic DCs:tDCs)が臨床応用の可能性が十分あるということを示してきた。また実際の膠原病患者においてもPKCIを用いてtDCsが誘導できることを示した。PKCIを用いて誘導したtDCsに発現が高く認められたmiRNAを解析することで、その機序を解明しtDCsを効率よく安定的に誘導する方法を確立し、膠原病などの自己免疫疾患などの臨床に応用を目指している。
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