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2023 年度 研究成果報告書

新規経鼻噴霧型SARS-CoV-2ワクチンの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08489
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54030:感染症内科学関連
研究機関三重大学

研究代表者

河野 光雄  三重大学, 医学系研究科, 講師 (00234097)

研究分担者 浅賀 正充  国立感染症研究所, ハンセン病研究センター感染制御部, 主任研究官 (60572865)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードSARS-CoV-2 / hPIV2 / ワクチン / 粘膜免疫 / 細胞性免疫 / ADE
研究成果の概要

抗原として、SARS-CoV-2スパイク(S)タンパク遺伝子を非増殖型ヒトパラインフルエンザ2型ウイルスベクターに導入し、SARS-CoV-2に対する新規経鼻噴霧型ワクチン(CoV2-S/非増殖型hPIV2)の開発を試みた。
ヒトアンジオテンシン変換酵素 2 発現トランスジェニックマウス (hACE2/Tg)にCoV2-S/非増殖型hPIV2を経鼻または経気道経路で接種し中和抗体誘導能を解析した。また、CoV2-S/非増殖型hPIV2接種後のhACE2/TgにSARS-CoV-2を感染させ、そのhACE2/Tgの生存率によりSARS-CoV-2弱毒生ワクチンとしての有効性を検討した。

自由記述の分野

ウイルス学

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来のSARS-CoV-2ワクチンは、筋肉注射による接種であるため、感染防御に最も必要である分泌型IgAの気道粘膜への誘導はない。本ワクチンは、経鼻あるいは経気道噴霧型の弱毒生ワクチンであり、ワクチン接種により全身の粘膜に分泌型のIgAを誘導できる。
注射等を行わない非増殖型hPIV2ワクチンの経鼻噴霧型デバイスによる投与法は、過去にパンデミックを引き起こし、今後もその可能性を否定できないSARS-CoV-2の感染において、粘膜免疫誘導型新規ワクチンとしてその感染防御を可能にする。また、医師の少ない発展途上国においては非常に有益なツールとなる。

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公開日: 2025-01-30  

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