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2023 年度 研究成果報告書

非アルコール性脂肪肝と肝糖代謝制御を標的としたFDXRによる鉄代謝調節機構の役割

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08524
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

佐久間 一基  千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (70791721)

研究分担者 田中 知明  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (50447299)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード鉄代謝
研究成果の概要

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は、肝臓関連死亡率の上昇を伴うNAFLDの病型の1つで、NAFLD患者の約30%に発症するが、NASHは現在承認されている直接的治療法がなく、病態メカニズムに基づく治療法開発が希求されている。本研究では、「ミトコンドリアの鉄代謝調節分子FDXRのNASHの病態進展、肝臓糖代謝制御における役割を解明することを目的とした。本研究の結果から、FDXRノックダウンは、肝臓への鉄・中性脂肪蓄積、酸化ストレス亢進、ミトコンドリア機能酸素消費の低下を引き起こし、インスリン抵抗性/耐糖能の悪化を惹起することが示唆された。

自由記述の分野

内分泌代謝、非アルコール性脂肪性肝疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

我が国のNAFLDの有病率は約30%と増加傾向で、肝病態の進展とともに発癌リスクは上昇し、NASHでは約5/1000人・年とされている。新規NASH治療薬の開発は、肝臓がん発症の抑制という社会的、経済的なメリットが期待できる。本研究では、FDXRノックダウンは、肝臓への鉄・中性脂肪蓄積、酸化ストレス亢進、ミトコンドリア機能酸素消費の低下を引き起こし、インスリン抵抗性/耐糖能の悪化を惹起することが示唆された。本研究の成果が、新規NAFLD治療薬・糖尿病治療薬への臨床応用に展開するための基盤になることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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