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2023 年度 研究成果報告書

CRF受容体1および2遺伝子改変マウスによるCRFニューロン回路の同定と機能解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08563
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関東北福祉大学

研究代表者

井樋 慶一  東北福祉大学, 健康科学部, 教授 (60232427)

研究分担者 松井 広  東北大学, 生命科学研究科, 教授 (20435530)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード遺伝子改変マウス / 脳 / ウイルスベクター / 行動 / 摂食
研究成果の概要

CRF受容体1 (CRFR1) 遺伝子またはCRF受容体2(CRFR2)遺伝子にCreリコンビナーゼをノックインしたマウス(CRFR1-CreおよびCRFR2-Cre)とGFP発現レポーターマウスを交配しGFP発現ニューロンの脳内分布が既報の結果と一致することを確認した.次に,CRFR1-CreとCre依存的チャネルロドプシン2またはCre依存的陰イオンチャネルロドプシン2発現マウスと交配し光ファイバーを脳内に留置し光励起した.CRFR1,または,CRFR2発現ニューロンを脳内部位別に活性化または抑制し,不安様行動,うつ様行動,および,摂食への影響が明らかにされた.

自由記述の分野

神経内分泌学

研究成果の学術的意義や社会的意義

視床下部室傍核(PVH)のCRFニューロンは視床下部-下垂体-副腎系の中枢であるが, CRFニューロンは正中隆起以外にも広範な脳内領域に投射し,PVH内で亜核を形成している.本研究ではCRFR1およびCRFR2発現ニューロンを脳内部位別に刺激または抑制し,PVH CRFニューロンが不安様行動うつ様行動,および摂食に関与する脳内神経路を明らかにした.気分障害や神経性食思不振症などはストレスが発症・増悪因子であることから本研究の成果は将来ストレス関連疾患の新たな治療法・予防法の開発に寄与することができる.

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公開日: 2025-01-30  

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