研究課題/領域番号 |
21K08617
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
渡邊 美穂 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (40791728)
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研究分担者 |
小西 聡 立命館大学, 理工学部, 教授 (50288627)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 脊髄髄膜瘤 / 胎児手術 / 次世代治療 |
研究成果の概要 |
この3年間、胎児脊髄髄膜瘤が凸型かつ羊水により湿った環境下で、内部に注入した細胞を内包したまま1週間胎児皮膚に接着しつづけるデバイス作りをIn vitroとIn vivoで実験を行った。非常に難渋したが、①パッチに吸引孔を付け最大陰圧がかかるような吸引孔構造にした、②吸引孔に針構造を内蔵させ、長期に接着する形状にした、③吸引孔に吸収材料を入れ湿った環境でも初期吸引が有効となるような構造にした、④胎児脊髄髄膜瘤の形状に追従するような素材・厚みの構造に変更した などを行い、濡れた環境で胎児皮膚に数時間接着できるデバイス開発ができた。
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自由記述の分野 |
胎児外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は臨床応用を目指してこれからも動物実験を継続し条件・デバイスの最適化を継続していく予定である。この治療法が臨床応用できた場合には、現在の脊髄髄膜瘤に対する胎児手術(子宮開放手術)もしくは子宮鏡手術よりもより早期にかつ低侵襲な方法で脊髄髄膜瘤完全被覆が可能となるため、さらなる神経機能予後の改善と母体・胎児の合併症の軽減が期待できる。
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