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2023 年度 研究成果報告書

小児がんの診断治療に資する新規蛍光プローブの開発研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08640
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

城田 千代栄  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (20378194)

研究分担者 浦野 泰照  東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (20292956)
神谷 真子  東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (90596462)
内田 広夫  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40275699)
檜 顕成  名古屋大学, 医学系研究科, 特任教授 (90383257)
田井中 貴久  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (30378195)
住田 亙  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (70437044)
牧田 智  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (20718415)
横田 一樹  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (60721090)
滝本 愛太朗  名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (30848966)
安井 昭洋  名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (80882828)
岡本 眞宗  東邦大学, 医学部, 助教 (60894251)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード蛍光プローブ
研究成果の概要

本研究では、小児がんの微小遠隔転移巣を術中に迅速に簡便に同定すること、およびがん以外の小児外科疾患であるヒルシュスプルング病の異常部腸管を視覚的に検出することを目的として実験を実施した。ヒルシュスプルング病の腸管を用いてペプチダーゼ活性を測定した結果、正常腸管において、異常腸管のペプチダーゼ活性の2.5倍以上となる酵素が複数同定されたものの、正常腸管のペプチダーゼ活性が検体ごとに大きく異なることも明らかになった。新たな検体から共通する背景因子を特定しつつ、これら特異的な酵素に対する蛍光プローベの開発を試みており、実際の腸管で正常部と異常部における視覚的な検出ができるか検証を行っている。

自由記述の分野

小児がん

研究成果の学術的意義や社会的意義

小児がんは発見時にすでに進行しており、遠隔転移の治療法の確立が課題である。小児がんでは成人がんと異なり、遠隔転移巣を含む腫瘍を確実に手術で摘出できれば患児の予後は劇的に改善する。また小児がんに限らず先天性疾患では、生まれながらに組織に機能異常がある症例もあり、術中に迅速に簡便に小児がん・異常組織を検出できる方法が求められる。本研究成果により、先天性疾患の一つであるヒルシュスプルング病において、正常組織と異常組織でペプチダーゼ活性が2.5倍以上異なる酵素が複数明らかになった。症例を蓄積することで、ターゲットとなる酵素をより選定して、視覚的に同定する蛍光プローブの開発へつなげることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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