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2023 年度 研究成果報告書

空間的トランスクリプトーム解析によるCAF誘導性大腸癌免疫リモデリング機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08713
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

佐田 政史  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (10783508)

研究分担者 甲斐 昌也  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (10755242)
藤田 逸人  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (40611281)
三好 圭  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (70755272)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード大腸癌 / CAF / heterogeneity / 腫瘍微小環境
研究成果の概要

大腸癌を含む消化器癌のscRNA-seqのためのライブラリーの作成は200例を超えている。大腸癌について、様々な免疫細胞やfibroblastのheterogeneityを明らかにし、得られた亜集団の分化の流れを知るための疑似系譜解析や細胞間相互作用についての解析も行った。また、樹立したオルガノイドとの共培養に用いることを目的として、採取した大腸癌組織からCAFの樹立も行っており、その手技は確立している。
Visiumを用いた空間的トランスクリプトーム解析は各種試薬準備や実験手技の確立をすすめている。

自由記述の分野

医歯薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

転移・再発大腸癌の治療成績は不良で、予後向上のためには転移・再発機序の詳細な分子細胞学的基盤の解明が必要である。癌の維持・進展における腫瘍微小環境の間質細胞や免疫細胞の細胞間ネットワークや分子基盤が明らかになってきているが、癌関連線維芽細胞(CAF)が腫瘍免疫応答に与える影響は未だ不明な点が多い。腫瘍免疫抑制性のCAFサブセットを制御する、あるいは免疫促進性のCAFサブセットを誘導することが可能となれば、再発・転移性大腸癌治療における大きなブレイクスルーとなることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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