研究課題/領域番号 |
21K08767
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研究機関 | 医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院(臨床研究センター) |
研究代表者 |
下山 ライ 医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院(臨床研究センター), 湘南先端医学研究所 がん医療研究部, 主任研究員 (00867533)
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研究分担者 |
新津 洋司郎 医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院(臨床研究センター), 湘南先端医学研究所 がん医療研究部, 部長 (10045502)
田代 泰之 医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院(臨床研究センター), 湘南先端医学研究所 がん医療研究部, 研究員 (20894190)
倉田 亘 医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院(臨床研究センター), 湘南先端医学研究所 がん医療研究部, 研究員 (90894204)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 条件付きMT1-MMP遺伝子破壊マウス / 部分肝切除術 |
研究実績の概要 |
本研究は、部分肝切除(PHX)後の肝再生を惹起する責任因子はHGFではなくMT1-MMPにより部分分解されたcollagen(実体はcollagen分子内のRGD motif)であること の確証を与えるために計画されたものである。このためMT1-MMP conditional KO mouseを用いて、PHX後に再生が起こらない事を確認することを計画している。 本研究の承認後の研究実績は以下の通りである。 1.本実験に用いる条件付きMT1-MMP遺伝子破壊マウスを作製するためにMT1-MMP conditional KO mouseとCre mouseの交配を継続した。昨年以降目的とする遺伝子破壊マウスの交配が順調に進み、実験用のマウスを十分量確保することができた。 2.上記で得られたマウスの肝切除を実施した。手技内容は全身麻酔下に上腹部を開腹し左外側葉と中央葉の2葉を結紮切離するものである。肝再生は手術当日、7日目に残肝を 摘出し、重量の測定と組織学的検索を行うことにより評価した。現時点ではKOマウスにおいても肝再生の抑制が確認できておらず、実験方法を再検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
昨年度は遺伝子破壊マウスの作成が遅れていたが、本年度は十分なマウスが獲られたため、実験そのものは順調に進行している。ただ、想定した結果が得られておらず、実験方法の再検討を要する状況である。
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今後の研究の推進方策 |
現在のNOマウスでは想定した結果が得られなかったため、別系統の遺伝子破壊マウスを用いた実験を検討中である。
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