急速に高齢化するがん患者に対して薬物療法の年齢の制限・限界が、暦年齢とパフォーマンスステータスなどで評価されているが、客観的に評価できる指標が必要ではないかと考え免疫老化に注目した。免疫老化をT細胞における免疫老化と免疫状態に影響を与える腸内細菌を年齢層ごとに検索し免疫老化が副作用と有効性のバランスを客観的に評価できるかを検索する。解析に少数例かつ多因子を正確に評価する方法とし機械学習と一個抜き交差検証を併用する。本研究では高齢化する切除不能食道がん化学療法を安全かつ有効に行う新しい指標を作ることで社会に迅速に還元できる研究である。
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