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2023 年度 研究成果報告書

心筋再生治療を目的としたガン原遺伝子Mycに対する分裂抵抗性メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K08854
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55030:心臓血管外科学関連
研究機関旭川医科大学

研究代表者

小山 恭平  旭川医科大学, 医学部, 講師 (00818479)

研究分担者 紙谷 寛之  旭川医科大学, 医学部, 教授 (30436836)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードTrim28 / エピジェネティクス / 転写調節 / 脂質代謝 / H3K9メチル化
研究成果の概要

Trim28はヒストンH3K9のメチル化を介して、発生や代謝の制御、遺伝子発現など様々な現象に関与するクロマチン制御因子である。以前我々は、H3K9me3が心筋細胞の分裂抑制に関わることを発見したため、本研究ではTrim28が心筋細胞の分裂制御に関わるかどうか、心筋細胞特異的なKOマウスを作成し検討を行った。仮説とは異なり、Trim28はH3K9のメチル化状態と心筋細胞の分裂にほとんど影響を与えなった。そこで、Trim28のKOが心筋細胞の遺伝子発現や表現型に与える影響を詳細に解析し、Trim28は脂肪酸代謝遺伝子の発現を促進的に制御している知見を得た。

自由記述の分野

心筋細胞のエピジェネティック制御

研究成果の学術的意義や社会的意義

心筋細胞は高度の分化した細胞で、分裂や代謝の制御が特殊化している。正常な心臓は脂肪酸を主要なエネルギー源と利用しているが、病態下では脂肪酸代謝の異常が生じ心不全の進行に関わることが知られている。本研究では、これまで知られていなかった脂肪酸代謝の遺伝子発現を制御するメカニズムの一端を明らかにした。また、遺伝子発現において抑制的な機能を持つと考えられていたクロマチン制御因子が、促進的な作用を示す新たな知見を得た。

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公開日: 2025-01-30  

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