研究課題/領域番号 |
21K08896
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構別府医療センター(臨床研究部) (2023) 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター) (2021-2022) |
研究代表者 |
岡本 龍郎 独立行政法人国立病院機構別府医療センター(臨床研究部), 臨床研究部, 臨床研究部長 (80568626)
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研究分担者 |
高森 信吉 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他部局等, 呼吸器腫瘍科医師 (20839542)
田口 健一 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他部局等, 病理診断科部長、臨床検査科部長、腫瘍病理学研究室長 (40325527)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | lung cancer / EGFR muation / malignant phenotype |
研究成果の概要 |
EGFR遺伝子変異肺癌において、高分解能CT画像および病理学的情報を参考にした非浸潤癌・浸潤癌の選別と行い、NGS解析による遺伝子発現・遺伝子変化の網羅的解析を行うことで、腫瘍微小環境の高悪性化に関与する分子変化を探索した。①トランスクリプトーム解析において、両群間で統計学的有意にmRNA発現の差があった53遺伝子を検出した。Collagen XI alpha 1遺伝子が進行期群において最も発現が上昇していた。 ②エクソーム解析において、総variant数、indelおよびSNV変異数は進行期群で多い傾向にあった。両群間における総variant数の差は変異全体の3.2%に相当した。
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自由記述の分野 |
General Thoracic Surgery
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究において、EGFR変異肺癌の高悪性化には、癌関連遺伝子のダイナミックな発現変化および共存遺伝子変異の増加が関与していることが明らかとなった。Collagen XI alpha 1(COL11A1)発現亢進がEGFR変異肺癌における腫瘍微小環境の高悪性化に関与する可能性が示唆された。
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