研究課題/領域番号 |
21K08993
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
佐藤 仁昭 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (80403286)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 慢性疼痛 / 神経障害性疼痛 / functional MRI / 脳機能結合 / 脊髄刺激療法 |
研究成果の概要 |
帯状疱疹後神経痛を含む難治性神経障害性疼痛の患者で、試験的脊髄刺激療法と試験刺激前のfunctinal MRIを用いた安静時脳機能画像の撮像を行った症例のデータを集積し、試験的脊髄刺激療法の有効性と事前の安静時脳機能画像より得られた安静時脳機能結合との間に相関があるかを解析した。慢性神経障害性疼痛患者における試験的脊髄刺激療法の有効性と非有効性を、事前の脳機能画像の特徴で比較した報告はこれまでにない。この研究成果は現在英文誌に投稿中である。
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自由記述の分野 |
慢性疼痛
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治性の神経障害性疼痛の患者の中で、脊髄刺激療法が有効であった症例と無効であった症例とをfunctional MRIで比較した時、計測した安静時脳機能的結合に差があることがわかった。治療前のfunctional MRIでの計測が、難治性神経障害性疼痛に対する脊髄刺激療法の効果予測因子として活用されるようになれば、有効な症例のみに限定して脊髄刺激療法を行うことが可能となるため、より質の高い医療の提供と医療費の削減につながることが期待される。
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