研究成果の概要 |
人工呼吸器離脱におけるSBT中の換気圧は低く、肺虚脱に伴う抜管後呼吸不全が問題となる。抜管時の陽圧換気が肺虚脱を防ぎ、呼吸機能が改善するのか検討した。呼吸機能評価は、食道内圧や電気インピーダンストモグラフィを使用し、automatic tube compensation (ATC) モード, フルサポート圧, ZEEPを抜管と仮定した。ATCへ変更前にPEEP10とする場合とSBT (PS 5 PEEP5)のままの場合で呼吸機能を比較した。ATC変更後10分で、center of ventilationや食道内圧変動に違いはなく、抜管前の陽圧は、呼吸機能に影響しない可能性が示唆された。
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