研究課題/領域番号 |
21K09064
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
齋藤 浩二 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (10359515)
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研究分担者 |
山田 充啓 東北大学, 大学病院, 講師 (00396483)
武井 祐介 東北大学, 大学病院, 助教 (80822890)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 細胞外小胞 / マイクロパーティクル / 敗血症 / 播種性血管内凝固症候群 / COVID-19 |
研究成果の概要 |
COVID-19関連凝固障害の診断・評価マーカーの確立のために他施設前向き研究を行い、COVID-19患者血漿中のマイクロパーティクルを測定した。凝固障害(D-ダイマー ≧ 1 μg/mL)群ではCD41+MPsが健常ボランティアよりも上昇しており、またCD41+MPsはトロンビン生成能と弱い相関を認めた。 敗血症患者のMPsを評価したところ、敗血症性DIC患者ではCD62P+MPsとCD14+MPsが上昇しており、敗血症性DICの発症に血小板活性化と単球が関与していることが示唆された。
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自由記述の分野 |
集中治療
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
COVID-19関連凝固障害や敗血症性播種性血管内凝固症候群(DIC)は、様々な因子が関与する複雑な病態を呈するが、病態を反映するマーカーが確立されていない。本課題では、COVID-19関連凝固障害では血小板由来のCD41+microparticles(MPs)が、敗血症性DICでは活性化血小板由来のCD62P+MPsと探求由来のCD14+MPsが上昇していることを報告した。細胞外小胞がこれらのあらたな病態マーカーとなりえることが示唆された。
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