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2023 年度 実施状況報告書

熱中症の炎症惹起メカニズム解明とプレホスピタルにおける早期重症度評価

研究課題

研究課題/領域番号 21K09074
研究機関大阪大学

研究代表者

島崎 淳也  大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (40528767)

研究分担者 戸上 由貴  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (50866936)
村津 有紗  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (90737199)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード熱中症
研究実績の概要

本研究は熱中症の病態を炎症惹起の観点から解明を試みている。そのため(1)ラットモデルを用いた基礎研究、(2)健常人を対象とした実証研究、(3)熱中症患者を対象とした臨床研究、の3つの対象をもとに実験を実施している。病態解明とともに、プレホスピタルで利用可な客観的重症度指標を開発することが本研究の目的である。現在(1)(2)(3)について実験を実施中である。
(1)確立したラット熱中症モデルを用いて、HMGB1、IL-18を含むサイトカインを測定した。(2)大阪府消防学校生徒を対象として、訓練後の尿を採取し測定した。尿中のL-FABP、IL-18を測定した。訓練前後にアンケート調査を行い、自己申告してもらった訓練中の運動強度および疲労度と尿中L-FABP・IL-18の値と比較を行った。(3)大阪大学医学部附属病院を含む研究協力移設に来院した熱中症患者を対象とし、来院時の採血をおこなった。HMGB1、IL-18を含めたサイトカインの測定を行った。患者の重症度、入院期間、生命予後、神経学的予後と血中HMGB1、IL-18、その他サイトカインの比較を行った。
上記実験の結果の解析を現在すすめているが、研究機関中に新型コロナウイルス感染症の流行もあり全体的に実験の進行に遅れが出ている。また解析に時間を要している状況である。
最終年度である2024年度は主に解析を行い、必要に応じて追加実験の実施を検討している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究機関中に新型コロナウイルス感染症の流行もあり全体的に実験の進行に遅れが出ている。また解析に時間を要している状況である。
最終年度である2024年度は主に解析を行い、必要に応じて追加実験の実施を検討している。

今後の研究の推進方策

(1)ラットモデルを用いた基礎研究、(2)健常人を対象とした実証研究、(3)熱中症患者を対象とした臨床研究、の3つについて現在解析を行っている。その結果によって、必要に応じて追加実験を検討している。

次年度使用額が生じた理由

解析が終了しておらず、研究期間を延長したため。

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公開日: 2024-12-25  

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