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2023 年度 研究成果報告書

AI組込型情報提示システムを導入した低侵襲脊椎手術支援システムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K09292
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

折田 純久  千葉大学, フロンティア医工学センター, 教授 (60638310)

研究分担者 中口 俊哉  千葉大学, フロンティア医工学センター, 教授 (20361412)
大鳥 精司  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (40361430)
江口 和  千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (40507323)
成田 都 (鈴木都)  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (70734242)
稲毛 一秀  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (80793629)
志賀 康浩  千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (90568669)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード腰仙椎前方固定 / OLIF51 / セグメンテーション / 手術支援
研究成果の概要

腰仙椎前外側椎体間固定術OLIF51は,腰椎すべり症などの腰仙椎部変性疾患に対し低侵襲でのL5/S1椎間前方固定を実現する脊椎手術手技である.一方で総腸骨静脈の損傷リスクが高く,これは致死的出血を引き起こす可能性がある.これに対し,本研究では術中補助内視鏡動画に対して深層学習を用い,総腸骨静脈をリアルタイムでセグメンテーションするモデルを開発した.深層学習モデルとしてU-Net++とResNet18を使用し,Dice係数0.65,処理速度2.72fpsを記録した.さらにガンマ補正を適用することで精度が向上し,静脈の識別が容易となった.今後はモデルの最適化とデータセットの改善が必要である.

自由記述の分野

低侵襲脊椎外科支援システムの開発

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は,低侵襲脊椎手術における静脈損傷リスク低減に向けた深層学習の応用にある.具体的には,U-Net++とResNet18を使用したリアルタイムセグメンテーションモデルを開発し,ガンマ補正により精度向上を達成したことが重要である.この成果は術中の大血管損傷リスクを効果的に低減し得る技術的進展を示している.

社会的意義としては,本モデルの実用化により腰仙椎前外側椎体間固定術OLIF51の安全性が向上し,術者の負担軽減と患者の予後改善が期待される.さらに,本技術は他の低侵襲手術にも応用可能であり,医療全体の質の向上に寄与することができる.

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公開日: 2025-01-30  

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