研究課題/領域番号 |
21K09438
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
谷口 久哲 関西医科大学, 医学部, 講師 (90460815)
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研究分担者 |
松尾 禎之 関西医科大学, 医学部, 講師 (50447926)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 精子 / 細胞外フラックス / 膿精液症 |
研究成果の概要 |
本研究により解析プレートのコーティング基剤、および解析培地組成の最適化についての知見を得ることでヒト精子ミトコンドリアの細胞外フラックス測定系の構築に成功した。実臨床における精子品質評価において、次に課題となったのが、精液全体の環境であった。そこで、「膿精液症」とそれ以外の精液中のマイクロバイオームについて新たな検討を行った。ナノポアシークエンシングを用いた精液マイクロバイオーム解析に適した手法の確立を行った。Pilot studyの結果から、膿精液症マイクロバイオームにおいてはStreptococcus属以外の菌が独自のマイクロバイオームを形成していることが示唆された。
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自由記述の分野 |
アンドロロジー
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、精子のミトコンドリア代謝機構の測定系を新たに確立した事で、少子化社会における本邦の男性不妊診療の発展に貢献できる可能性がある。さらに、近年注目されている微生物環境研究の男性不妊分野の草分けとして、膿精液症のマイクロバイオーム解析に着手することが出来た。
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