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2023 年度 実施状況報告書

原因不明不育症おける“ネオセルフ”抗体産生機構による病原性自己抗体-抗原の探索

研究課題

研究課題/領域番号 21K09478
研究機関日本医科大学

研究代表者

片山 映  日本医科大学, 医学部, 助教 (10333113)

研究分担者 桑原 慶充  日本医科大学, 医学部, 准教授 (40373013)
杉田 洋佑  日本医科大学, 医学部, 助教 (60774354)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード不育症 / 自己免疫疾患 / ネオ・セルフ / SN-APS / MHCクラスⅡ / 抗リン脂質抗体症候群
研究実績の概要

iPS細胞を用いた検討では、3種の細胞系より分化させた血管内皮細胞において、CD31陽性では純度は十分確認されたが、その後の分化条件の検討においては、MHCクラスIIの発現率の向上は見られなかった。
前年度より低発現率のMHCクラスIIを免疫沈降で抽出・精製し、複合体内のタンパク質を高感度で同定する条件検討により改善は見られたが、現状の低発現率に対応するには至っていない。
流産検体の脱落膜から、抗体結合ビーズを用いた血管内皮細胞の単離、培養の条件検討。
検体からの血管内皮細胞の短期間の単離と高純度化の条件、遺伝子導入による不死化の検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

iPS細胞の血管内皮細胞への分化度とMHCクラスIIの発現機序の相関について、明らかにすることが出来ていない為。

今後の研究の推進方策

臨床検体由来の血管内皮細胞によるMHCクラスII-抗原複合体の発現、抗原タンパク質の同定を行う。
MHCクラスIIの発現率の高いHUVECと、検体由来、iPS細胞由来の血管内皮細胞を比較し、MHCクラスIIの発現量の相関を進める。

次年度使用額が生じた理由

臨床検体を用いるための、倫理委員会の審査において、患者の精神的な負担の軽減措置やインフォームドコンセントの内容等、慎重な議論がされたことから、審査期間が8ヶ月程となった。そのため、研究の実施が延期され、今年度の使用額が減少した。

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公開日: 2024-12-25  

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