• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

舌癌WPOI-5の成立と予後を決定する癌微小環境の解析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K10053
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関日本歯科大学

研究代表者

工藤 朝雄  日本歯科大学, 生命歯学部, 助教 (60709781)

研究分担者 辺見 卓男  日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (20814883)
島津 徳人  麻布大学, 生命・環境科学部, 教授 (10297947)
添野 雄一  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (70350139)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード舌扁平上皮癌 / WPOI-5 / 口腔癌スフェロイド / オルガノイド培養 / 3次元形態解析
研究成果の概要

本研究では、舌癌患者の予後不良と関連するWPOI-5の病態解明を目指して、分化度・性質の異なる口腔癌細胞株を用いたスフェロイド培養・オルガノイド培養を行い、癌胞巣の挙動と形態・免疫表現型の変化を明らかにした。オルガノイド培養時の癌細胞の挙動は、癌細胞の分化度・性質に依存していた。EMT様形質を有するOSC-20では、間質環境での培養によりVimentin陽性細胞の増殖を主体としたスフェロイドの大型化、周囲基質への浸潤が生じていた。本研究で確立した口腔癌スフェロイドを用いた間質オルガノイド培養は、癌細胞株の性質を反映した挙動をin vitroで評価可能であった。

自由記述の分野

実験病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

癌切除後に生体内に残存した癌細胞の挙動が癌患者の予後に重要であることは広く知られている。本研究で確立した癌細胞スフェロイドを用いたオルガノイド培養法は、in vivoにおける癌細胞の挙動を模倣しており、生体内における癌胞巣の挙動を予測するための有用な実験ツールとして期待出来る。また、脂肪組織・筋組織などの間質環境オルガノイドと組み合わせた実験系を構築することで、間質環境変化が癌細胞の運動性(ハイブリッドEMT、集団遊走)や胞巣形成能に与える影響を明らかに出来るものと考えている。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi