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2023 年度 研究成果報告書

テロメアDNAを標的とした新規癌治療薬の開発(臨床試験前データの取得)

研究課題

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研究課題/領域番号 21K10080
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関九州歯科大学

研究代表者

冨永 和宏  九州歯科大学, 歯学部, 特別研修員 (40188793)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードテロメア / テロメラーゼ / 4本鎖DNA構造 / 4本鎖DNA / 抗癌剤
研究成果の概要

我々はテロメアDNA構造に高い結合特異性をもつ環状アントラキノン(cyclic anthraquinone;cAQ)が、培養細胞レベルで正常細胞よりも癌細胞に対して強い増殖抑制効果を示すことを確認してきた。今回cAQの抗腫瘍効果および安全性について個体レベルで検討した。cAQはマウス個体レベルでも抗腫瘍効果を示し、かつCDDPと比較して正常組織への毒性が低く、安全性の高い新たな抗腫瘍薬開発に貢献することが期待される。

自由記述の分野

顎顔面外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

癌による死亡者数は年々増加しており、様々な新規癌治療薬が開発されているが、有効で、副作用が少ないという理想的な薬剤の開発に至れていないのが実情である。テロメラーゼは正常細胞では少なく、癌細胞で極めて高率に発現していることから新たな抗癌剤開発の標的として期待され、さまざまな化合物が開発されている。本研究ではテロメラーゼを標的とした新規化合物cAQについて、In vitroおよびIn vivoの系で癌に対する抗腫瘍効果および安全性について検討してきた。その結果、cAQは新規癌治療薬として有望であると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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