生後早期のマウスに過開口を行うことでICRモデルマウスを作成し下顎頭を抽出し、マイクロCT撮影を行うことで、表面性状の粗造化がみられ、骨密度(BV/TV)、骨梁幅(Tb. Th)、骨梁数(Tb. N)の減少を示す可能性が考えられた。 臨床統計学的研究成果として、ICR患者下顎頭での形態計測学的解析を行ったところ、ICR患者では下顎頭近遠心幅径(Condylar width)、下顎頭高径(Condylar height)、下顎頭長軸角(Condylar axial angle)において有意に小さな値を示し、CT画像を用いた下顎頭の形態計測学的解析が、ICRの鑑別診断の一助となる可能性が示唆された。
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