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2023 年度 研究成果報告書

ウィズコロナ時代における遠隔診療の有用性の実証研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21K10333
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

池田 礼史  埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (80789529)

研究分担者 加藤 律史  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (10286049)
筒井 健太  埼玉医科大学, 医学部, 客員准教授 (30534284)
森 仁  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (50900148)
千本松 孝明  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (70216563)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード遠隔モニタリング / 植込み型心臓電気デバイス / 患者アクティビティー / COVID-19
研究成果の概要

植込み型心臓電気デバイスでは患者アクティビティー(PA)が評価可能であり、遠隔モニタリング(RMS)で観察可能である。PAは予後予測因子と報告されているものの、詳細な調査報告は少ない。当センターにて、2022年8月以降21例への腕時計型歩数計を用いた運動指導にて虚弱と判定された患者の数は 6 か月時点で 5 人から 1 人に減少した。歩数計とA社B社のPA値とを比較すると、それぞれは相関(A:r=0.88, p< 0.001, B:r=0.41, p=0.022)したが、近似線は一致しなかった。その臨床評価は各社ごとに変更する必要があり、その内容を第88回日本循環器学会学術集会で発表した。

自由記述の分野

心臓内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

遠隔診療の拡充は重要な医療課題であったが、2020年発生した新型コロナウィルスによる特に高齢者の重症化や行動制限による心肺・運動機能低下、フレイルの増悪など、さまざまな問題の発生が想起されていた。当研究では、植込み型心臓電気デバイスをもつ高齢患者の患者アクティビティーの低下とそれらの患者のイベント増加を確認することができた。また運動器具を使用し、遠隔情報を用いた運動指導が安全に施行でき、フレイルが改善できることを証明した。さらに、すべてのメーカーにおいて同じ基準が適応できないことを明らかにし、メーカー毎に評価基準を変更するべきであることを明らかにしたことはこの研究による重要な発見である。

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公開日: 2025-01-30  

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