研究課題/領域番号 |
21K10483
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
及川 理恵子 金沢医科大学, 医学部, 助教 (40410336)
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研究分担者 |
岩男 悠 金沢医科大学, 医学部, 助教 (10612244)
岩井 邦充 金沢医科大学, 医学部, 教授 (40243274)
石田 良子 金沢医科大学, 医学部, 助教 (70434470)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | NAFLD / 糖負荷試験 / グルカゴン / 1,5AG |
研究成果の概要 |
本研究では人間ドック受診者集団を対象に検討を行った結果、腹部超音波検査で脂肪肝を指摘された集団は脂肪肝を認めなかった集団と比較して、明らかな糖尿病の合併がなくても、高頻度に食後高血糖、インスリン抵抗性などのリスクを伴っているものと考えられた。グルカゴンについても脂肪肝群のほうが糖負荷後30分が高値であったため、グルカゴン代謝が低下し、耐糖能障害の悪化に寄与していると考えられる。食後高血糖の評価に1,5AGが利用できないかを検討したが有意差を認めなかった。
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自由記述の分野 |
健康管理
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では毎年多くの人が職場や自治体でドックによる健康診断を受けており肥満や肝機能異常常を伴う脂肪肝症例が増加しているが、これは悪性疾患ではないこともあり、糖尿病や高脂血症を合併していない限り油断し放置している人が多い。しかし今回の研究では明らかな糖尿病の合併がなくても、脂肪肝があるだけで、食後高血糖などの耐糖能異常を認めることがわかり、放置することで脂肪肝から不可逆な脂肪肝炎へと進行することがわかった。そのため脂肪肝を指摘されたときは、健診の採血で血糖異常がなくても食生活の見直しや運動で耐糖能異常の改善が必要と思われる。
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