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2021 年度 実施状況報告書

早産児を育てる父親への育児支援ツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K10862
研究機関東邦大学

研究代表者

中富 利香  東邦大学, 医学部, 博士研究員 (20347066)

研究分担者 與田 仁志  東邦大学, 医学部, 教授 (90589053)
加部 一彦  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30201437)
西村 あをい  湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 教授 (60352689)
北川 明  順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (20382377)
水書 教雄  東邦大学, 医学部, 助教 (80527945)
天野 里奈  東邦大学, 看護学部, 助教 (90459818)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード早産児 / 父親 / 育児支援 / 父子手帳 / パートナーシップ
研究実績の概要

近年、早産児・低出生体重児の父親への育児支援が重要視されてきている。しかし具体的な支援は母親と医療者とのパートナーシップを基盤とし、母子関係を促進することに焦点がおかれている。そのため父親が親役割を確立させることに困難が生じていることが申請者の施行研究から明らかになった。そこで本研究では父親と医療者とのパートナーシップを基盤とした育児支援を展開するために具体的な支援ツールとして活用できる父子手帳を開発し、効果を検証することを目的とした。父子手帳の開発は各周産期施設および各自治体の子育て支援にも新たな波及効果があると考える。
今年度は早産・低出生体重児がNICU入院時から退院1ヵ月後に至るまでの父親の育児に関連する不安とストレス、母親との役割調整、求めている情報と医療者へ期待する事についてを明らかにするため父親への質問紙調査票を作成した。質問紙調査票は申請者の先行研究の結果を踏まえ、質問項目を選定し、作成した。また、研究協力施設に予め研究目的と方法を説明し、内諾を得た。その上で研究協力施設が設置する倫理委員会に申請書類を提出した。
更に、次年度予定しているNICUに従事する医師・看護師および保健師が期待する父親の育児参加の在り方を明らかにするための調査について、研究協力施設内に従事している医師・看護師へ研究協力者の選定を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究にあたり、倫理申請書を提出したが、提出した時期が倫理委員会の書式変更をした時期より前であったため、その時期に提出した研究員全員が新たな書式による再提出を求められた。そのため審査が再審査の扱いとなり、現在審査中となってしまったため、次の段階に進めない状況である。他、研究協力者の医師・看護師の選定は予定通り進める事は出来ている。

今後の研究の推進方策

今後、倫理審査による承認後に質問紙調査のプレテストを研究協力者の父親10名に実施し、質問紙調査票を完成させる。完成後、研究協力施設にて対象の父親へ配布する。配布にあたり回収率を上げるため郵送せず、研究協力施設内における研究協力者のスタッフから手渡しによる配布を予定している。

次年度使用額が生じた理由

(理由)
本研究の倫理審査が再審査となったため、予定した質問紙配布と回収のための印刷費や郵送費、謝礼(筆記用具・ボールペン)に伴う諸経費が使用できず、次年度に持ち越しとなった。
(使用計画)
次年度、研究協力者である父親への質問紙調査に関連する郵送費や謝礼等の諸経費として使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 早産児の父親が育児期早期に形成する妻とのパートナーシップ2021

    • 著者名/発表者名
      中富利香
    • 学会等名
      日本家族看護学会 第28回学術集会

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公開日: 2022-12-28  

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