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2023 年度 実施状況報告書

早産児を育てる父親への育児支援ツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K10862
研究機関東邦大学

研究代表者

中富 利香  東邦大学, 医学部, 博士研究員 (20347066)

研究分担者 與田 仁志  東邦大学, 医学部, 特任教授 (90589053)
加部 一彦  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30201437)
増本 健一  東邦大学, 医学部, 准教授 (50385415)
北川 明  順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (20382377)
斉藤 敬子  東邦大学, 医学部, 助教 (20589056)
天野 里奈  東邦大学, 看護学部, 助教 (90459818)
田邊 直行  湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 准教授 (10269532)
西村 あをい  湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 教授 (60352689) [辞退]
水書 教雄  東邦大学, 医学部, 助教 (80527945) [辞退]
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード早産児 / 父親 / 育児支援 / 父子手帳 / パートナーシップ
研究実績の概要

昨年度作成した早産児の父親へのアンケート調査票、及び父親へのインタビューは未だコロナ禍の影響により面会制限が継続し、回答が得られていない状況にある。
一方、NICUに従事する医師・看護師・保健師へのインタビューは昨年度作成したガイドラインに沿って進められており、対象予定数20名のうち10名まで進められている。10名の分析は分析のテーマである「医療従事者が期待する早産児の父親の育児参加の在り方」に沿って関連する①~⑧について内容分析法を用いて因子を抽出した。
現段階で抽出された因子は①早産児の父親への関心度について「関心をもたないといけない」「母親と同様の関心度」「注目すべき」②早産児の父親への関りで困難に思うことについて「どうかかわるべきかよくわからない」「考えたことが無い」③「早産児の父親と母親への関わり方の違い」について「母親と同様の関わり方」「母親より関われない」「差はない」④早産児の父親への支援の目的について「父親の自立」「家族が健康であるため」「妻への配慮の必要性のため」「父親独自のストレス緩和」「父親役割の促進」⑤父親への支援の充足について「不十分」「足りない」「独自の支援が無い」「検討しないといけない」⑥早産児の父親の特徴「他人事」「子どもとの距離感がある」「熱心さと無関心さの格差あり」「妻任せ」⑦早産児の父親に必要な情報「「子どもの状態」「子どもの発達」「退院後の生活」「妻の健康状態」「母乳の大切さ」⑧早産児の父親支援の課題「父親のストレスへの理解」「妻とのパートナーシップの在り方」「父親の自己効力感」であった。今後も予定数までインタビューを継続し分析を重ねていく。また、早産児の父親へのインタビューとアンケート調査は協力施設を拡大して進めていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

昨年度の体調不良が引き続き、コントロールしながらの実施となっているが、研究分担者の協力により遅れていながらも着実にデータ収集は進められてきている。

今後の研究の推進方策

研究分担者の協力により研究協力施設を拡大し、データ取集と分析を今年度の秋までに終了する。年度末までに分析結果から父子手帳の構造化を検討する予定である。

次年度使用額が生じた理由

(理由)研究代表者の体調不良、及びコロナ禍の影響によるデータ収集の遅れに伴い、謝礼(クオカード)や学術集会への不参加等のため予定していた研究費の使用が出来ない状況であった。
(使用計画)
研究協力者への謝礼、郵送費、学術集会等の参加、データ解析に関わる諸経費は次年度に繰り越し使用する。

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公開日: 2024-12-25  

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