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2023 年度 実施状況報告書

認知症アプリを活用した次世代を担う認知症ケアパートナーの人材育成プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K11129
研究機関天理大学

研究代表者

上仲 久  天理大学, 医療学部, 教授 (20641989)

研究分担者 山崎 尚美  四天王寺大学, 看護学部, 教授 (10425093)
安武 綾  熊本県立大学, 総合管理学部, 准教授 (40366464)
杉本 多加子  四天王寺大学, 看護学部, 助教 (40549721)
宮崎 誠  帝京大学, 理工学部, 助教 (60613065)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード認知症啓発活動 / 人材育成プログラム / 学生ボランティア
研究実績の概要

本研究の目的は、第一に認知症のスクリーニングアプリの運用方法を確立することであり、第二には、次世代の人材育成プログラムを作成することである。認知症にかかわる次世代の人材教育プログラムを、地域の関連する施設や機関等との協同において明らかにするとも言い換えられるが、この間のCovid-19による感染症の拡大とそれに対する国を挙げての感染症対策の取り組みの中、この研究内容を実施することについては、自粛や制限をする必要性があり、残念ながら研究成果として実績を残すことができない状況が継続してきた。
しかし、自粛や制限が必要な状況下であっても学生ボランティアによる豊かな認知症にかかわる啓蒙活動は停めてはならないことである。この間、時々の感染者数の動向を考慮しつ感染対策を実施しての活動を支援してきた。
また、この学生のボランティア活動が生き生きと活躍することは、自粛や制限がなくなった後の活動を低下させないことにつながる。研究成果としての実績は残せなかったことにはなるが、このコロナ禍の活動が重要であったとの認識にたっている。
2023年5月8日に「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」上の位置づけについて、2類相当から5類への類下げが実施されたため、これまでの活動実践の上に、変化してきた実情に即した内容に対応しながら研究を実施するとしていた。
新たな大学においても、この学生ボランティア活動を立ち上げ、話しを聞く技術を教育プログラムに加えて、認知症にかかわる次世代の教育プログラムとして研究しつつある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

Covid-19のために、アプリの活用と次世代の育成としてのOrange Projectの活動は、感染症の拡大を防ぐために、国を挙げての感染症対策と諸活動の自粛や制限を強いられ、研究のための測定にふさわしい状況ではなかった。その活動の維持をする取り組みをしつつ本格的な活動ができる時期が来るのを待つ状況が続いてきた。また、研究代表者を含み数名の研究分担者が勤務先を変更することも重なり、当初の研究計画通りには進められない事態となったが、コロナ禍でもこの学生ボランティア活動を維持するための協力をして、研究計画を修正した上で研究を継続する予定として経過していた。
そして、2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症の位置づけが2類相当から5類に引き下げられ、ようやく元の認知症啓発の学生ボランティア活動が本格的に再開できる条件がそろってきた。
ところが、今度は誠に残念なことに研究代表者が、急病に倒れてしまい、その後もリハビリをする事態が発生し、研究課題は遅れている状況となっている。
これから、研究を再スタートする状況である。

今後の研究の推進方策

この間の研究環境の変化に対応して、認知症のスクリーニングアプリの運用方法を確立することについては断念し、次世代の人材育成プログラムを作成し評価することのみへと研究計画を修正する。
認知症啓発の学生ボランティアの活動は、この間の支援や協力の中で、学生は元気に活動を継続してきた。また、昨年一年間で新たな着任校において、この認知症啓発の学生ボランティアの活動を開始することもできており、今後の研究を継続できる状況は、確保できている。
今年度は、研究の最終年度となるため、期間を延長して研究分担者と協力して進める予定としている。

次年度使用額が生じた理由

コロナは開けたが研究代表者の急病により研究が進められない状況が発生した結果、各研究分担者は2023年度に配分された分担金を使用せずに経過した。わずかな使用額は、測定尺度(自己決定型学習準備性尺度 SDLRS)の使用許諾を得るための通信費である。

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公開日: 2024-12-25  

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