研究課題/領域番号 |
21K11193
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
田中 悟郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (00253691)
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研究分担者 |
稲富 宏之 京都大学, 医学研究科, 教授 (10295107)
岩永 竜一郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (40305389)
今村 明 長崎大学, 病院(医学系), 教授 (40325642)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 精神障害 / ピアサポーター / リカバリー |
研究成果の概要 |
平成26年の障害者権利条約の批准や平成28年の障害者差別解消法の施行等も踏まえ、学校卒業後の障害者が社会で自立して生きるために必要となる力を維持・開発・伸長し、共生社会の実現に向けた取組を推進することは急務である。しかし、障害者が生涯を通じて学ぶ機会は十分にない。このため、学校卒業後の障害者について、効果的な学習に係る具体的な学習プログラムの開発が求められている。そこで、本研究では、成人の精神障害者のリカバリー志向型学習プログラムを開発し、その効果について評価研究を行った。その結果、本学習プログラムへの満足度は高く、質的な感想においてもプログラムの有効性が示唆された。
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自由記述の分野 |
精神障害リハビリテーション学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、特に、プログラム参加者の具体的な語り(ナラティヴ)の内容を重視した。その結果、語りの中にプログラムの有効性に言及する内容(例:「言葉にはできないくらいのことを学べた。とても有意義で前向きになれた」、「人それぞれに物語があり、十人十色の考え方があるということ、マイナス点をプラス思考への考え方を学ぶことができた」)を多数確認することができた。したがって、本研究は、精神障害者が地域の一員として安心して自分らしい暮らしをすること(リカバリー)ができるような社会の構築にも貢献することが期待できる。
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