挫滅損傷で使用していた従来の500g重錘付き鉗子を250gに変えたところ、筋損傷の程度を限局することに成功した。本モデルを「軽度筋損傷モデル」とし、本モデルにおいて損傷後のアイシングの影響を見た。「軽度筋損傷モデル」に対しアイシングを施したところ、再生筋線維の横断面積が増加し、アイシングによって筋再生を促進できていると明らかになった。本成果は、動物実験においてアイシングが筋再生を促進できることを示した初めての研究成果である。さらに、「軽度筋損傷モデル」を用いアイシングプロトコルの影響を見たところ、アイシングを最も多く実施した9回実施群において筋再生が促進していた。
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